静岡市清水区のいはら服部鍼灸整体院

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10分も歩けなかった人が回復した歩行法

10分も歩けなかった人が回復した歩行法

今は当院を卒業されましたが以前、歩行に大変悩まれていた方が通院されていました。70代男性
・家族の買い物についていくのも大変
・散歩ですぐに休みたくなってしまう
という悩みでした。

当初は腰痛で通院していて、腰を曲げて歩いていました。
治療で腰痛はある程度良くなったのですが、次に長く歩くと腰が痛くなってくるという悩みになってきました。
原因は腰の曲がりはそのままだからです。

玄関の出入りを観察していましたが、院に入ってくる時かがんでいて、出て行く時も今まで教えたことを忘れたかの様にかがんでドアを開けていました。
生活レベルで癖がついてしまっているのです。

このような方に対してどう施術したのか?
姿勢を良くする整体をして
その後はひたすら歩行練習をしました。
私が見本をみせて
「正常な人はこうゆう歩き方をしているんですよ」
ということを認識させてあげることが大事です。

違和感がなく歩けるようになるまで繰り返しました。

体を起こすには胸を張るようにすることが重要です。かがんで歩くのが癖になってしまった方は胸を張ることに違和感を感じるようで、胸を張る様に指導したら「なんか偉そうに歩いているみたい」と言われました。
胸を張っている人がみんな偉そうにしているわけではないと思いますが、姿勢は心理的要素で変化することがあり、自身がない人は姿勢が悪くなってくるのも事実です。
偉そうに歩いてもらうのが改善への近道ですが、無理に指導をするのも意識が反発しますので言葉を変えて指導しました。
「まっすぐ正面を向いて歩いてください」と。
前々から家族にも「下を向いて歩いている」と指摘されていたそうで、私の言葉で改めて正しいことだと認識してくれたようです。

少し良くなると次のような言葉が聞かれました
「人に抜かれるのが嫌だ
でも早く歩こうとすると前にかがんでいってしまう。」

走るわけではないのに重心が前に行くのは危険です。
そういう時は「競歩」を参考にしてください。と伝えました。
腕だけ走るときのように振ってください、そうすれば腕の振りに足がついていきますので、早く歩けます。

二週間に1回のペースで歩行指導に移行して4回目
動作を観察していてもだいぶ姿勢がよくなっていて本人に状態を確認したら
歩行に違和感がなくなった
腰に痛みが出なくなった
という変化を聞けたのでこれにて「卒業」としました。

歳をとると背中が曲がってくるのは仕方がないと思い込んでいませんか?
本人の意識と練習しだいで若い頃の様な姿勢と歩き方は取り戻すことができます。
少しでも歩けるうちは重力に負けないでください。

・まずはしっかりと立つこと
背中を起こす感覚を身につけてください、顔はまっすぐ遠くを見るようにしてください
背中が曲がった人が「気をつけ」をすると反り腰になりますが最初は気にしないでください。
その場足踏みをしてもらいます。行進みたいになりますがこれも今は気にしないでください。
体を起こせる様になったらその場足踏みと同じ姿勢から前進してもらいます。まだ行進みたいな歩き方ですがそのまましばらく練習してもらいます。
背中を起こして歩くのが正しいと認識してもらうためです。
下を向くと背中が曲がってきますので注意します。家族にも指摘してもらうのがいいでしょう。

「行進」がちゃんとできる様になったら自然な足の運びを練習します。
これも顔が下を向いてしまうと今までの苦労が水の泡になってしまうので「目線は水平」を徹底してもらいます。

ここで良い練習方法があります。前を向いたまま後退してもらうことです。
逆転の発想です。
前進が前に行くために頭や上半身が先にでてしまうのであれば、後ろに進むことにすれば頭や上半身は起きてくるのです。
必ず周りの安全を確認して後退してください。
2〜3歩後退して体が起きてきたらその姿勢を保ったまま前進してください。
その「前進」が自然な歩き方です。
これが理解できるようになれば完成形です。
腰の痛みから解放され、今までより長い時間歩ける様になります。

この考え方が適応するのはお年寄りだけではありません。全ての人に「体を起こして歩く」という意識を徹底して腰痛、猫背予防としてもらいたいです。
そして今腰を曲げて歩いている人にも諦めないでほしいです。