【だっこ、おんぶ】 胸を張ればもっと腕の力を使える【重いものを持つ】
力仕事でものを持つ、女性でしたらおんぶや抱っこ、生活の中で腕を使うシーンは必ずあります。
腕の力とはどこから来ているのでしょうか?
つぎの映像をみてください
何をしているのかと言いますと
・一度上を向く:頭の位置を整えている(頭の位置によって体のバランスが変わるので体の真ん中に頭が乗るよう誘導している)
・胸を張る(肩甲骨を寄せる)
こうした姿勢を作ることによって腕の力が最大限に使えるようになります。
肘付近まで重さに耐えられるようになり、握力も強くなりました。
腕は肩甲骨から繋がって降り、肩甲骨を支えているのが胸と背中の筋肉です。
なので胸と背中を固める(スタビライズ)すると腕の力がもっと使えるようになるのです。
体を鍛えるのによくある種目である腕立て伏せやベンチプレスは
このラインを鍛えるのに適した種目なんですね。
一度上を向かせるのも前かがみにさせない意識づけをするためです。
頭が重力で落ちて行くのを腰背中が支えている、それは無駄な力を腰背中に与えて自分自身で痛めているようなものです。
頭は中心軸上、それが一番いい位置であり、姿勢をよく保つ位置でもあるのです。
中心軸を整える運動に関しては後日にお話ししたいと思います。