骨盤バンドの正しい装着方法
急性の腰痛の方には骨盤バンドをおすすめしています。
みなさんは骨盤バンドを正しく装着できていますか?
骨盤バンド装着にもちゃんと理屈があります。
骨盤のしくみを理解しているとより効果的にバンドを装着できます。
骨盤とは
背骨(ここでは仙骨)が腸骨という2つの骨に左右から挟まれて固定されています。
固定されていると言っても体が動く際には若干動いています。専門用語では「仙腸関節」というのですがくっつきながら微妙に動きます。
例えると
柱を立てるのに左右横からブロックで固定するイメージです。
ただこれでは支えは緩いです。
腰を痛めていないときならいいでしょう。
しかし、腰を痛めているときはあまり動かしたくないのです。
もっと強固な支えが必要です。
そこで柱とブロックごと縛ってしまえばどうでしょう。
より柱がしっかりと固定されます。
つまり骨盤バンドをするということは腸骨と仙骨をまとめて固定するということです。
骨盤にしっかり掛かっていないと意味がありません。
骨盤をしっかり包み込むようにバンドを装着するコツ
図のように骨盤の形はは前に向かって傾斜しています。
なので傾斜に沿ってバンドも後ろから若干前斜め下に向かってのばして下腹部で止めます。
しっかり装着できていれば腰の動きを制限できるので痛い動きをしなくて済みます。
バンドをお持ちの方はいざという時のため知っていると便利です。